さいたま市岩槻区の70代の男性で、10年以上前から定期的に通院していただいている方のケースです。
2~3日前に左足の親指がしびれてきて・・・
今回のご相談の内容は、「2~3日前に左足の親指がしびれてきたと思ったら昨日からはお尻から足先まで張ってきた。数年前のように歩くのも大変な状態になったら困るので早く治したい。原因を考えてみたが思い当たるようなことはない」とのこと。
検査・施術
実際に左の下半身をチェックをしてみると、腰は問題ないが左のお尻全体がかなり硬くなっており、とくに小殿筋という一番深いところの筋肉が異常に硬くなっていました。この状態から見て、左足親指の「しびれ」も小殿筋が異常に硬くなったことが原因の「しびれ」であろう推測し、筋肉を和らげる効果の高い「トリガーポイント療法」による施術を行いました。
小殿筋が異常に硬くなっていたため、施術しても最初の間は硬いごりごりのロープ状になったままなかなか柔らかくなってくれませんでした。5回目の施術後にようやくロープ状ではなくなり6回目の施術で普通の状態に戻すことができました。「しびれ」も最初の想定通り小殿筋のコリと連動していたようで6回目で無くなりました。「しびれ」が無くなるまでにかかった時間はちょうど2カ月でした。
この方は腰やお尻の痛みや違和感を訴えることが多かった方です。数年前には同じ左のお尻の筋肉でも今回の小殿筋ではなく、中殿筋という筋肉を傷めて歩くのもままならないということがありました。最初のご来院の頃から、この方の場合、足に体重をかけるときやさまざまな動作を行うときに左のお尻に負担をかけるクセがあるものと思われました。そのため、左に負担をかけるクセに気を付けるようそのときどきに注意をしてきましたが、クセというのは、なかなか治すことは難しいようです。
原因は芋ほりの負担!?
今回の原因について最初は分からないということでしたが、よくよく思い出してもらったところ、直前にスコップで畑の芋ほりをしたとのこと。またいつも座っている座椅子がへたってきて体重が均等にかからない状態だったということも判明しました。
これらのことから今回の原因は、まず芋ほりで左のお尻に過度の負担をかけたこと、それにへたった座椅子に長時間座っていたせいで左のお尻に体重を多くかけ過ぎたことが考えられました。 今回また改めて、ご本人には身体を動かすときの体重のかけ方を注意するとともに、へたった座椅子は買い替えるよう伝えました。
クセや習慣は誰にでもありますが、やはり常々注意をしていないと、この方のように辛い症状として現れてくることが考えられますので皆さんもどうぞご注意ください。
当院では常に本当の原因を探し出し、できる限り再発しないように細かな指導も行っております。
原因不明の痛み・痺れにお悩みの方は、当院へご相談ください
原因がはっきりしない症状でお悩みの方は是非当院にご相談ください。誠心誠意対応いたします。 どうぞよろしくお願いいたします。