「五十肩」が左右に発生?⇒ 右は「五十肩」ではなかった!

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さいたま市岩槻区の60代女性のケースです。通院中のご主人の紹介、「五十肩」で来院されました。

半年前くらいから、肩が痛く眠れない・・・

半年ぐらい前から少しずつ左肩が痛くなり、3カ月前には痛くて眠れないくらいになった。一向に良くならないので1カ月前にペインクリニックを受診。骨が溶けてると言われ薬を処方された。激痛は軽減したがその後あまり変化がないので、ご主人の通いはじめた当院に来てみた。
最近は右肩にも痛みを感じるようになったのでとても心配、それも診てほしいとのことでした。

検査・施術

左腕の動きを検査してみると、前に挙げるのは水平より少し上の110度くらい、横に挙げるのは90度弱、背中に回すのは手がベルトの位置ぐらいまでしか挙がらない状態でした。明らかに「五十肩」の症状だと思われました。

施術に当たってこの患者さんの場合、検査時に痛く反応されたのが上腕の筋肉だけだったため、筋肉の中に発生した硬結(しこり)を緩める「トリガーポイント療法」による施術を行うことにしました。
その結果、7回目の施術で殆ど問題ない状態にまで改善できました。7回目での改善というのは、当院においてもかなり早いペースで改善されたケースです。

日常生活にも支障があると言っておられたので、普通に動かせるようになって大変喜んでいただきました。当院としても早く改善できて本当に良かったです。

右肩は「五十肩」ではない・・・?

次の問題は心配されてた右肩です。実際に右腕と右肩の動きを検査してみたところ、「五十肩」の代表的な症状は揃ってなくて、傷んでいたのは手を捻る筋肉と物を持ち上げるときにも使われる筋肉という状態でした。この検査結果から、心配されている「五十肩」ではない可能性が高いと判断しました。

そこで手を捻った感じで物を持ち上げたことがないかと尋ねたところ、「押し入れの高いところから右手を捻りながらずっと先に伸ばして布団をおろしたことがある」との答えが返ってきました。
恐らくこの布団をおろした動きが筋肉を傷めた原因である可能性が高いと判断し、傷めたと思われる筋肉に対して施術を行ってみたところ、1回の施術で殆ど気にならなくなるくらいまで改善できました。

この患者さんの場合、左肩が「五十肩」になって、同じように右肩が痛くなったので「五十肩」の心配をされたのは仕方のないことだと思われましたが、ある特定の動きで傷めることの多い筋肉に限って問題があったため「五十肩」ではないだろうと判断した訳です。判断を間違わずに本当に良かったです。

ご本人は右肩が心配されていた「五十肩」ではなかったことにすごく安心していただきました。

「五十肩」について

医学的には「肩関節周囲炎」という言い方がされますが、肩の周辺が炎症を起こしていて〝痛くて腕が前や横に上がらない、腕が後ろに回せない″症状を総称して「五十肩」と呼んでいます。
年齢が50歳に近い人で、傷んでいるのがどの関節だとかどの筋肉とかの特定しにくく、とにかく肩周辺が痛くて先述のような症状を一般的には「五十肩」と呼んでいるということです。

しかしながら、最近では「四十肩」と言われることも多いように若い方にも出ることがあります。当院の経験では、30代から70代までと幅広い年代で発症するものと考えています。

五十肩・原因不明の痛みに関するお悩みは、当院へご相談ください

当院では患者さんの訴えられる症状の本当の原因が何であるかを解明することに力を注いでおりますので、原因がはっきりしないなど不安な状態にある方は是非「古川カイロプラクティックセンターさいたま整体院」にご相談ください。

皆さんのお悩みを解決するため誠心誠意対応させていただきますので、どうぞお気軽にお電話なりメールなりでお問い合わせください。

ご連絡をお待ちいたしております。

「早く治したい」「なかなか治らない」とお悩みの方、当院へお気軽にご相談・ご予約ください!
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