「変な歩き方」が治らない!⇒ 股関節の施術で改善/さいたま市岩槻区の30代女性

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さいたま市岩槻区の30代女性のケースです。

産後、腰痛など様々な症状が出てきた・・・

産後5カ月、「腰痛」「肩痛」「あご痛」「膝痛」などの症状があり、近くの整体院に1カ月半の間、週1回通っているが良くならないのでネットで探し、近いし評判も良かった当院に来てみたとのことでした。

特に「腰痛」はひどい状態で車の乗り降りも大変というぐらいで来院されましたが、「腰痛」を始めそれぞれの症状が思ったより早く改善されましたので、今回はちょっと変わった経過をたどった「膝痛(歩き方の異常)」のケースをご紹介したいと思います。

「ひざの痛み」についてのご本人の説明は以下のとおりでした。
『少し前に右足の裏に”マメ”ができた。歩くとそこが痛いので、痛くないようにかばって歩いていたら、そのうちに右ひざが痛くなってきた。しかしその後”マメ”を治療し足の裏も痛くなくなったので歩き方も正常になったはずなのに、なぜか「膝痛」が治らない』とのことでした。

検査・施術

そこでまず、「膝痛」の原因であることの多い太ももをチェックしました。案の定、太ももの前の筋肉が硬くなっていることが確認できたので、そこの部分を緩める施術を行ったところ程なく「ひざの痛み」は改善しました。

膝の痛みはなくなったものの、知り合いから歩き方を指摘される・・・

「ひざの痛み」がなくなったので他の症状の対応をしていたところ、しばらくして「知り合いから歩き方がおかしいと言われたので大きな鏡で自分の歩く姿を見たら、歩き方が変なままで治ってなかった。歩き方を治して欲しい」との申し出がありました。
以前にご本人から「歩き方は正常に戻った」と聞かされていたので驚きましたが、実際に歩き方をチェックしてみると確かに引きずるような歩き方で正常に戻ってはいませんでした。

これまでの経緯を整理してみると、まずご本人の認識としては、”マメ”を治したので歩き方は正常に戻ったと思っていたが、それは勘違いで実際には歩き方は正常に戻っておらず「ひざの痛み」も続いていた。次に私自身も、”マメ”を治して歩き方も正常に戻ったという話を聞いて、歩き方は正常化したのに「膝痛」だけが残っていると思い込んで「膝痛」施術を行い、「ひざの痛み」が取れたことで脚に関する施術は完了したと思ってしまったということです。
しかしながら、実際には「ひざの痛み」はなくなったが、歩き方は二人が勘違いしただけで正常化していなかったということです。

再度股関節の動きをチェック

そこで歩き方が正常に戻ってなかった原因を探るために股関節の動きを検査したところ、痛かった右ひざ側でなく左の股関節の可動域がかなり狭くなっていることが確認できました。左脚の不具合を右脚でカバーしていたということがはっきりしました。
右脚の開脚度が約60度に対し、左はわずか10度ぐらいしか開きません。

原因がここにある可能性が高いと判断し、股関節と内転筋(太ももの内側の筋肉)の施術を行った結果、左脚の可動域が10度から約45度まで改善しました。その後も2回の施術で可動域は正常に戻り、歩き方自体も正常に戻りました。
思ったより早く正常に戻ったので、ご本人にも大変喜んでいただいていただき良かったです。
今回のケースは、かばって歩いていた習慣的な動きはなかなか元に戻らないものだということと、本人も気づきにくいものだということを改めて実感した事例でした。これは他のところがおかしくなっったためにかばった動きをした場合も、同じことになる可能性が高いということでもあります。
また、患者さんの言ったことをそのまま信じて自分で確認しないでいると、事実を正確に認識できず正しい判断ができないという反省材料にもなりました。
本当にいろいろと貴重な経験になりました。

身体に不調を感じたら、是非当院へ

長年多くのケースに接していても今回のように正しい判断に欠けるようなことはあり得ますが、こういう経験を忘れないで次に活かせるよう努めていくことが何より大切だと考えております。

当院は患者さんとのコミュニケーションを大切にし、お互いの信頼関係をしっかり構築することを基本スタンスの一つとしておりますので、当院にお越しいただいたときには気兼ねなく何でもお話しいただくようお願いいたします。

身体に不調を感じたら、是非当院へご相談下さい。ご連絡をお待ちしております。

「早く治したい」「なかなか治らない」とお悩みの方、当院へお気軽にご相談・ご予約ください!
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