こんにちは!『古川カイロプラクティックセンターさいたま整体院』です。
今回は「両肩が痛い。〝50肩″かも知れない」と仰る、さいたま市岩槻区の60代後半の男性のケースを紹介します。お仕事はガラス屋さんです。
🔶両肩が痛くなり、日常生活が更に不便になった!
「4か月前に左肩が痛くなって、1か月前には右肩も痛くなった。左右とも肩の後ろ辺りに痛みを感じる。仕事でドアとかガラス窓とか重い物を持つのが原因かとも思うが、これまでは何ともなかったので〝50肩″かも知れないと思っている。服を着る時が大変で、普通には着れないので肘を伸ばしたまま先に腕を通して着てる。寝る時も、横に寝ると痛くなるので仰向けで寝てる。風呂では手が後ろに回らないので背中が洗えない。最初は仕事ではあまり困らないので我慢してきたが、両肩が痛くなって日常生活で困ることが増えてきた。すぐには治りそうにもないのでネットで調べてここに来た。完全に良くならなくてもいいと思ってる」とのことでした。
🔶肩関節前部の筋肉と、肩甲骨表面の筋肉が傷んでいた!可動域も悪化!
検査してみると、肩関節の前の筋肉(三角筋等)と肩甲骨の表面に付いている筋肉(棘下筋)が傷んでいることが確認できました。ご本人の申告どおり左の方の傷み方がひどかったです。
肩関節の前の筋肉(三角筋等)は主に腕を前に挙げるときに働く筋肉で、肩甲骨の表面に付いている筋肉(棘下筋)は腕を外側に捻る筋肉です。
右腕の可動域の検査では、前と横に挙げるのは120度ぐらい、後ろに挙げるのは45度ぐらい、後ろに回すのはベルトの下ぐらいとかなり悪い状態でした。
左腕の場合は、前と横に挙げるのは130度ぐらい、後ろに挙げるのは70度ぐらい(正常)、後ろに回すのは同じくベルトの下ぐらいという状況で、右よりは若干いい状態でした。
🔶『トリガーリセット療法』の7回施術でほぼ改善!
施術は当院独自の『トリガーリセット療法』で行いましたが、初回の施術で風呂での背中洗いができるようになる等かなりいいペースで改善していきました。
早期改善を図るため、それぞれの筋肉に対する自宅でできるストレッチも指導しておきました。
実際には「痛みが出るのでなかなかできない」ということでしたが、できる範囲でやっていただくことはできたようでした。
施術とストレッチの相乗効果だと思われますが、計7回の施術でほぼ改善させることができました。
7回の施術で改善できたのは、当初の症状から考えるとかなり早く改善できたと言えます。
ご本人のご期待レベルはもっと低かったので、大変喜んでいただきました。
🔶原因は、仕事の負担あるいはその積み重ねと思われる!
症状自体は「痛くて腕が前に挙がらない、後ろに回らない」など〝50肩″と似た症状ですが、傷んでいた筋肉と作業内容との関連性や改善に至るまでの経過などから、原因は〝50肩″ではなく仕事の負担あるいは負担の積み重ねではないかと思われました。
ご本人の話では、「仕事でガラス窓やドアの取り付けなどの作業もするが、腕を捻ることも結構ある。しかも物が重たいし一人で行うことが多いので負担が大きい。その他にも、年取ってきたのでそれもあるかも知れない」とのことでした。
このことから真の原因を考えると、まず第一に仕事で重い物を扱うため大きな負担があったこと、その上に年齢的な面での体力や回復力の衰えが重なったことが原因で〝肩の痛み″が出てきたと考えるのが妥当だと思われました。
🔶原因が分からない症状、なかなか治らない症状は、当院にご相談を!
今回のケースも当初原因が分からないということでしたが、最終的には原因と思われることを特定できましたので、再発防止のためのストレッチを指導することができました。
本当の原因を解明することは、早期改善のためにも再発防止のためにも非常に大切なポイントです。
当院は開院以来、「真の原因」を突き止めることに力を注いできておりますが、殆どの場合で突き止めることに成功しております。
もし皆様の中で「原因が分からない症状」や「なかなか治らない症状」でお悩みの方がいらっしゃったら、ぜひ当院にご相談ください。
ご連絡をお待ちいたしております。