◆夜中に左手をついたら背中に激痛!
今回は〝夜中に急に背中が痛くなって腕が動かせなくなった”といって来院された、春日部市にお住いの70代後半の男性のケースをご紹介します。
◆その後、左腕が動かせなくなった!
詳しくお話をお聞きすると、「昨日、夜中にトイレに行くため起き上がろうと左手をついたら、突然左の肩甲骨辺りに激痛がした。その後、左腕を動かそうとしても痛くて動かせなくなった。今は前とか横へは少し動かせるようになったが、後ろには全く動かせない。原因は分からない。」とのこと。
左腕の動きをチェックしてみましたが、前と横には水平ぐらいまでしか上がらず、背中側には殆ど回せないという状況でした。(右腕は、前と横には真上より少し下ぐらいまで、背中側には前腕が水平になるくらいまでと年齢相応の可動域)
◆原因不明のまま施術に入る
原因を探るために「昨日、左腕に負担になることをしませんでしたか?」と聞いてみましたが、「昼間に2時間ぐらい、枯れた桜の根をごみとして出すため“ノミ”でカットしたが、左手は“ノミ”を持っているだけだったので負担にはなってない。一昨日も少し“ノミ”を使った。その他に負担になることはしていない。」とのことでした。
◆固まっていた筋肉施術で即改善!
原因不明のまま施術を始めたところ、左の首と肩甲骨とをつなぐ筋肉(肩甲挙筋)が異常に固くなっているのが確認できました。今回の痛みの原因になった可能性が高いと判断し、肩甲挙筋を中心に肩甲骨周りの筋肉に対し「トリガーリセット療法」で施術したところ、施術後には右腕と同じくらい動くように大きく改善していました。
ご本人も施術後に腕を動かしながら、「あ、動いた!良かった!助かった!」と大変喜んでおられました。
◆原因は昼間の筋肉への負担のかけ過ぎと判明!
当院としても1回の施術でいい結果を出すことができて本当に良かったのですが、原因を究明する必要があったので、“ノミ”を使った時の様子を詳しく聞いてみることにしました。何故かと言えば、肩(肩甲骨)を持ち上げる筋肉が傷んでいた原因は、間違いなく“ノミ”を使ったことにあると思われたからです。
ご本人の説明によると、その時使用していた“ノミ”が一般的な木製の柄のものではなく、鉄製で長さも30センチぐらいある重いものだったということで、ご本人も「握っているだけで負担にはなっていなかったと言ったが、金づちが左手に当たらないように緊張してしっかり握っていたので、本当は負担になってたと思う。」とのことでした。
これらのことから分かったことは、今回の激痛の原因は金属製の重い“ノミ”を力を入れて持ち続けたことにあって、その結果、傷められていた筋肉が夜中に手をついた動きがきっかけになって強い痛みを発したものだろうということです。
2日後に確認のためご来院いただきましたが、全く問題ない状態まで改善されていましたので今回の施術は終了といたしました。
「なぜ桜の根を鉄製の“ノミ”でカットしたのか」聞いたところ、「カットした訳は、ごみとして出すには小さくしないと持って行ってくれないからで、鉄製の“ノミ”を使ったのは、昔仕事でコンクリートに穴を開けるときに使っていたものが家にあったから。」ということでした。不思議に思っていたことが、この答えでようやく納得することができました。
当院は、常に少しでも早く痛みのない状態にして差し上げようという気持ちで取り組んでいます。今回のように1回の施術で症状が改善してしまうということはそう多くはありませんが、「早期改善」は常に心がけて取り組んでいます。
また、「再発防止」のために「原因究明」も常に心がけておりますが、今回も本当の原因が究明できて安心しました。
突発的な症状や原因不明の症状でお悩みの方は、是非「古川カイロプラクティックセンターさいたま整体院」にご相談ください。
しっかり対応させていただきますので、安心してお気軽にご連絡下さい。
ご連絡お待ちしております。