右の肩が下がっている!⇒本当は、左肩が高くなってた!

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こんにちは!『古川カイロプラクティックセンターさいたま整体院』です。
今回は左右の肩の高さが違っていて、右肩の方が下がってる」と仰る、さいたま市岩槻区の40代男性のケースを紹介します。この方の主訴は腰痛でしたが、「肩が気になってる」と言われたため対応した結果としてご紹介します。

◆右肩が下がっているが、原因は不明とのこと!
「いつからかは分からないが右肩が下がっている妻からも指摘される。重いものを持つ仕事だからかもしれないが原因は分からない。ひどくなってる気がするので治せれば治してもらいたい」とのことでした。

背中の骨が右に曲がり、左の首・肩の筋肉が硬くなってた!
上体を検査したところ、①右肩が下がっていること、②胸椎(背中の骨)が少し右に曲がっていること、③左の「肩甲挙筋(首と肩甲骨をつなぐ筋肉)」が硬くなっていることの3点が確認できました。
右の「肩甲挙筋」は正常な状態でした。

◆右肩が下がっているのではなく、左肩が高くなっている可能性!
「肩甲挙筋」は肩甲骨を引き上げる働きをする筋肉ですが、検査でこの筋肉が硬くなっていたことが判明しました。

筋肉が硬くなるということは筋肉が短くなって柔軟性をなくすことでもあります。
よって、この方のように左の「肩甲挙筋」が硬いと左の肩甲骨が引き上げられることになり、結果として左肩が高くなるため右肩が下がったように見えることになります。

実際には右肩が下がっているのではなく、左肩が引き上げられたために右肩が下がっているように見えた可能性が考えられます。

◆施術の結果、左肩が引き上げられていたことが判明!
右肩が下がっているのではなく左肩が上がっているということを確認するため、硬くなっている左の「肩甲挙筋」の施術で筋肉を正常に戻したところ、推測したとおり左肩の位置が下がって右肩の高さと同じぐらいに変化しました

このことは左肩が引き上げられたことで、右肩が下がって見えていたことを証明することになりました。

また背骨の側弯の影響も考えられましたが、施術ですぐに改善でき肩の高さの違いには無関係であることが確認できました。

◆左肩が高くなった原因が判明!
左肩が高くなった原因を解明するために、日頃の動き、特に仕事中の動きを教えてもらったところ、仕事中の動きに原因があることが分かりました。

お仕事は自営の運送業ですが、15年ぐらい前から休日以外毎日5キロから30キロぐらいの重たい荷物を多いときは1000個とか大型トラックの荷台の上で移動させるということです。
これには聞いただけでビックリしました。もともと身体は丈夫だと仰っていましたが、身体の負担はとんでもないものだと思いました。

この方は右利きなので、重い荷物を高いところへ持ち上げるとき、左手で持った方を上に持ち上げ右手の方が下になって支えて左上方向に移動させて重ねていくとのことでした。
この話を聞いて、左肩が高くなった原因が推測できました。

重いものを左手の方で持ち上げるには、左肩(左肩甲骨)を上げる必要があり、そのためには「肩甲挙筋」が働くことになりますが、一日に何百回と持ち上げるのを15年間も続けたら「肩甲挙筋」の負担は非常に大きかったはずです

その結果として、「肩甲挙筋」の硬くなった状態が続いたことで段々と左肩が引き上げられ、相対的に右肩が下がって見えるようになったのは間違いないと思われます。

◆当面は「肩甲挙筋」への施術を優先することに!
この症状を解決するには左の「肩甲挙筋」への負担を減らすことが最優先されますが、仕事の内容や動きの癖などから早期に負担軽減を図る方法は見い出せていません。
ご本人も、「首のコリは感じるが、痛みが出るわけでもないので、そんなには困っていない」と仰っているため、問題が顕在化しそうになった段階で検討することになりました。

根本的な解決には、現在の左から右への動きを減らして逆の動きを増やすことが考えられますが、短期的には難しいとのことで長期的な取り組みとして提案させていただきました。

現時点では、他の症状に対する施術を行う中で「肩甲挙筋」への施術を継続することで対応することにいたしました。

気になることがあったら、ぜひ当院にご相談を!
この方の肩の高さの違いの相談は主訴ではありませんでしたが、原因を解明することで問題意識を持っていただくことができるようになりましたので、今後さらに悪化することは防げるのではないかと考えています。

皆様の中で今回のケースのように何か気になることがありましたら、ぜひ当院にご相談ください
原因を究明するとともに、症状軽減のためしっかり対応させていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

ご連絡をお待ちしております。

「早く治したい」「なかなか治らない」とお悩みの方、当院へお気軽にご相談・ご予約ください!
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