今回は「以前は左だったが、今度は右の背中が痛くなった」と仰る、岩槻区にお住いの40代女性のケースを紹介します。この方は、半年前にも〝背中痛″で来院されたことがある方です。
🔶前回は、左背中の「肋間筋」が傷んでた!
前回(半年前)のときは、「1か月前の昼間、背中にクッションを敷いてテレビを観ながら寝てしまってて、起きたら背中に鈍痛を感じたので接骨院で治療してもらった。その時は1週間ぐらいで良くなったが、その2週間後に前より強い痛みが左の背中に出た。寝がえり打つと激痛だし、頭を下に向けるのも痛くてできいくらいひどかった。あの後は昼寝してないので夜寝てるときの寝方が原因かなと思ってる。前と同じ接骨院に通っているが、良くなる感じがしないのでクチコミを見てこに来た」とのことでした。
このときは、左の背中の「肋間筋(肋骨と肋骨をつなぐ筋肉)」が傷んでいたので、そこを当院独自の『トリガーリセット療法』で施術しましたが、2回の施術で改善させることができました。
🔶今回傷んでいたのは、右背中の「肋間筋」!⇒今回も早期改善!
今回は、「昨日から、逆の右の背中が痛くなった。1か月半前に左足首を捻挫してまともに歩けなかったのが原因かもしれない」とのことでした。
ご本人の訴えをもとにチェックしたところ、前回と逆の右の「肋間筋」が傷んでいるのが確認できましたので、今回も同じ『トリガーリセット療法』で施術させていただきました。
その結果、3日後の2回目ご来院時には「施術の後から殆ど痛くなくなった。助かった」と喜んでいただきました。前回同様、今回もかなり早く改善させることができて本当に良かったです。
🔶本当の原因は、仕事中の作業姿勢と思われる!
〝背中痛″の原因として、前回は寝た時の姿勢、今回は捻挫の影響ではないかと思っているとご本人は仰っていましたが、関連性に十分な納得感が得られなかったために仕事中のことについて聞いてみました。
飲食店で働いていてホールを担当されておられることは承知しておりましたが、再発防止の観点からも根本原因の解明が不可欠だと思われたため作業内容について細かく聞いてみました。
その結果、身体的な負担は食事のトレイ(お盆)を両手に別々に持って一緒に運ぶのが最も大きいということでした。この体勢は、左右の「肋間筋」に大きな負担をかけることが明白なので、痛みの原因になった可能性は極めてが高いと思われました。
改善の可能性を尋ねてみましたが、職場の慣習からも一つずつ運ぶのは難しいとのことでした。
これらのことを総合的に判断してみると、前回も今回も仕事での「肋間筋」への身体的負担がベースに存在していたところに、前回は寝た時の姿勢の負担がきっかけになり、今回は捻挫の痛みを庇う動きがきっかけになって痛みを抑える限界点を超えたため痛みを発したものと思われました。
🔶「肋間筋」を傷める原因は、無理な体勢や無理な動き!
これまでも「肋間筋」を傷められたケースはありますが、共通して言えることは無理な体勢や動きが原因していることです。
具体的には、重い物を両手で持ち上げたとか、重い物を長い時間持ち続けたとか、あるいは高いところに持ち上げたとか、高いところに手を伸ばした状態を長く続けたとかですが、要するに腕の力だけでは足りなくなって肋骨を含む上体の力をつぎ込んだときに「肋間筋」を傷めてしまうと思われます。
人によっては、背中が痛いというよりも息をするのも苦しかったり深い息ができなかったりするため、びっくりして病院に行かれる方もおられます。病院でレントゲンを撮っても「骨に異常はありません」と言われ湿布を渡されるが治らないということで来院されることも結構ありました。
この方の場合は、職場での「肋間筋」の負担を減らすことが困難とのことだったため、再発防止のため上体の回旋と側屈のストレッチを指導しておきましたので、定期的に実践していただければ、ある程度は再発を防止できるものと思います。
🔶胸や背中が痛い場合は、ぜひ当院にご相談ください!
この方の場合は〝背中痛″でしたが、胸が痛いというケースもありますので、皆様方の中で背中や胸が痛いとお感じの方がおられましたら、ぜひ当院にご相談ください。
これまでの経験や実績のもと、ご期待に沿うようしっかり対応させていただきますのでどうぞお気軽にご相談ください。
皆様からのご連絡をお待ちいたしております。