今回は約2年前に「歩いてると腰痛で歩けなくなる。少し休むとまた歩けるが〝脊柱管狭窄症″ではないか心配」ということで来院されたことがあり、先日また同様の症状で来院された春日部市在住の80代男性のケースを前回の状態を中心に紹介します。
🔶腰が痛くて歩けなくなるが、休むとまた歩ける⇒〝狭窄症″が心配?
2年前は、「大分前から長く歩くと腰が痛くなるようになった。少し休むとまた歩けるので続けていたが、最近は2~30分歩くと休むという状態になった。健康のために毎日歩いてるが、これからが心配。腰が曲がってきたし、良く聞く〝狭窄症″ではないかと心配してる」ということでした。
🔶〝狭窄症″ではなく、一般的な〝腰痛″と判断!
上体をチェックしたところ、腰の骨(腰椎)が少し弯曲しており腰部の筋肉が硬化し傷んでいることが確認できました。
当院ではMRIが撮れないため〝脊柱管狭窄症″かどうかの判断はできませんでしたが、当院独自の『トリガーリセット療法』で施術し変化を見ることにしました。
施術が終わった状態では「楽になった感じ。様子を見たい」という反応でしたので、一旦そこで施術は終了ということになりました。
その段階での印象は、〝狭窄症″の特徴的な〝間欠跛行″(かんけつはこう:一定の時間あるいは距離を歩くと、足にしびれや痛みなどを生じ、一度休まないとそれ以上歩けなくなる症状)はあるものの、施術時の腰部の状態や施術後の様子などから考えると、〝脊柱管狭窄症″ではなく一般的な〝腰痛″の若干ひどい状態ではないかと思われました。
ご本人にもその旨を伝え、しばらく様子を見ていただくことにしました。
🔶2年前の「一般的な〝腰痛″」との判断は、間違っていなかった!
今回2年ぶりにご来院いただいたので、2年前からこれまでのことをお聞きしたところ、「特に問題なく毎日のように歩けていたが、5カ月ぐらい前から少しずつ腰が痛くなった。歩く距離を段々短くしてきたが、最近は10分も歩かないのに歩けなくなるのでまたここに来た。一緒に歩いてる妻からは歩くのが遅くなったとか腰が曲がってるとか言われてる」とのことでした。
2年前の施術後5か月前までは問題なく歩けていたということから考えると、心配されていた難治性の〝脊柱管狭窄症″ではなかったことが証明されたと言えます。
当時、当院が一般的な〝腰痛″だと判断したことが正しかったと証明出来て安堵しました。
🔶今回の症状も、一般的な〝腰痛″だと判断!
今回も〝間欠跛行″の症状がありましたが、前回同様、一般的な〝腰痛″だと判断し対応することにしましたが、ご本人は「前回よりも悪いと思う」とのことでしたので、細かく確認していくことにしました。
腰部中心に細かくチェックしてみると、腰椎の曲がりは前回よりは小さかったものの、腰椎のすぐ横には筋肉が「しこり」のように固まった部分ができているなど、前回よりは悪化していることが確認できました。
施術はいつもどおりに当院独自の『トリガーリセット療法』で行いましたが、施術後にはご本人からは「楽になった」、一緒に来られていた奥さんからは「背中が真っすぐになった」と大変喜んでいただきました。
🔶途中で歩けなくなったときには、当院にご相談を!
今回の方は2回とも〝脊柱管狭窄症″の特徴の〝間欠跛行″が見られましたが、実際には一般的な〝腰痛″に対する施術で改善されました。
難治性と言われる〝脊柱管狭窄症″と診断された方でも、当院独自の『トリガーリセット療法』で改善される場合がありますので、もし歩く途中で腰が痛くなったり、足が痛くなったりしびれたりだるくなったりして歩くことが困難になることでお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
絶対にとは言えませんが、改善される可能性がありますのでご相談していただければと思います。
ご連絡をお待ちいたしております。