こんにちは! 「古川カイロプラクティックセンターさいたま整体院」です。
今回は、‶「鼠径部(そけいぶ)」、脚のつけ根が痛くて座れない。とても困っている″という、さいたま市岩槻区の50代女性のケースを紹介します。リハビリ専門病院の看護師さんです。
🔶つけ根(鼠径部)が痛くて座れない!仕事中も立ってる!
【症状と経緯(本人申告)】
・原因ははっきりしないが、数日前、1~2時間床に座って片付けものをしたあと腰が痛くなって湿布をした。その翌朝から左脚のつけ根が痛くなったので、この日の長時間の片付けが原因だと思う。
・少し前にも数回片付けのあと腰が痛くなったことがあるが、つけ根は痛くならなかった。今はつけ根だけで腰は痛くない。
・身体を前に曲げると左のつけ根に激痛が走る。座っただけで痛みが出るが、右体重で座ると痛くない。左下で寝ても痛みが出る。しかし、なぜか歩いたり階段の昇り降りは大丈夫。
・仕事は動けない患者さんを抱えるなど介護的な仕事と事務的な仕事があるが、立ってる方が楽なので事務的な仕事も全部立ってやってる。
・2回目来院日の朝食時、お客がいたのでを低い椅子に座らざるを得なくなり、「つけ根痛」が強く出るようになった。また、コロナのことがあり昼食を車の中で座ってとっていたところ、腰とお尻が痛くなった。
【検査結果】
・初回の検査では、左の脚のつけ根部分を通っている筋肉(腸骨筋)がかなり傷んでいることを確認。
・2回目来院時、「左の腰とお尻が痛くなった」ということだったためチェックしたところ、腰部と臀部が傷んでいることを確認。(※初回は訴えがなかったため検査はパスしていた)
【施術内容】
・初回は、傷んでいることを確認した「腸骨筋」を中心に当院独自の『トリガーリセット療法』で施術。
・2回目以降は、新たに傷んでいることが確認できた腰部と臀部を併せて施術することとした。
🔶「つけ根」「腰」「お尻」とも早期改善!
【施術結果】
・初回施術後に「つけ根が楽になった感じ」とのこと、「腸骨筋」への施術が有効であることを確認。
・主訴であった「つけ根痛」は少しずつ改善し、段々座れるようになり8回の施術でほぼ改善。
・途中から出た「腰痛」は片付けのあとに出ていた「腰痛」が再発したものと思われるが、ひどい状態ではなかったため3回の施術でほぼ改善させることができた。
・一方「臀部痛」の方は、多くの筋肉(大殿筋、中殿筋、小殿筋等)が傷んでいたため改善までに時間を要した。小殿筋の損傷が最も関係していて、最終的には8回目の施術で小殿筋の状態が正常化したことで「臀部痛」は改善した。
【考えられる原因とその理由】
・「つけ根痛」・・・片付けの時の腰を大きく曲げた姿勢は、鼠径部や脚のつけ根を通る「腸骨筋」を傷めることが分かっており、その時間が長く曲がった角度が大きかったのが強い痛みの原因になったと思われる。
・「腰痛」・・・片付けのあとに出ていた痛みはその都度楽になっていたようだが、仕事中の負担もあり実際は悪い状態が続いていたと思われる。その状態で腰への負担のかかる姿勢を車の中でとったことが原因になったと思われる。
・「臀部痛」・・・お尻の筋肉はの脚(股関節)動きと関係しているが、そこが傷んだ原因として考えられるのは、先ず決して若くはない女性でしかも小さい身体で殆ど動けないような多くの患者さんを抱えたり動かしたりしたときの日頃の負担が大きかったことだと思われる。これまではその負担が痛みとして表に出るレベルには達していなかったものが、今回のつけ根の症状が加わり、更に座って休むこともできない状態になったため痛みが表に出てきたものと考えられる。
【まとめ】
・日常的な仕事の負担が大きいところに、部屋の片付けの負担が重なったことで座ることもできないという激痛に悩まされておられたが、カウンセリングでほぼ原因が特定でき、傷んでいる筋肉への『トリガーリセット療法』が功を奏し早期改善を図ることができた。
【当院からのメッセージ】
・当院では今回のように、きめ細かなカウンセリングにより症状と関係する筋肉との関連性を分析し、傷んでいる筋肉等への適切な療法の提供で早期改善を図ってきており、その効果も上げてきております。
・また、原因分析にも力を入れて早期改善・再発防止を図っておりますので、なかなか改善しない症状や原因のはっきりしない症状にお困りの場合は是非当院にご相談ください。
・ご連絡お待ちしております。