〝足裏痛” ⇒ 原因は無理な「フォアフット走法」でした!

今回は「足裏が痛くなって通勤にも困っている」と訴えられる、岩槻区の60代男性のケースを紹介します。

この方は時々ご来院いただいている方です。

 

🔶「土踏まず」のところが痛くて、歩くのが大変!

「2~3週間前にスロージョギング』を始めたのが原因だと思う。3~4日前から右の足裏が痛くなって「土踏まずのところが痛い。それに足裏の関節の所が飛び出したようになってそこが当たると痛い。通勤にも困っているので早く治したい」とのことでした。

 

🔶足の指を曲げる筋肉が傷んでいた!

右足をチェックしてみたところ、土踏まず(足底腱膜、屈筋)」部分が傷んでいることと、手の人差し指に当たる示趾の関節も傷んで腫れていることが確認できました。

また、その他にふくらはぎの腓腹筋という筋肉も傷んでいることも確認できました。

 

これらの傷んだ筋肉は足の指を曲げる筋肉なので、走る時の足の指を曲げる動きが負担になったものと思われました。

また関節が腫れたということは、走る時に関節部分に過度の負荷がかかる動きがあったことが疑われました。

 

🔶「フォアフット走法」と傷めた原因との関係が判明!

ご本人は「スロージョギング」と仰っていましたが、本来は高齢者にお勧めの走り方として評価されている「スロージョギング」のはずなのに、足を傷めてしまっておられるのでどんな走りをしているかを尋ねてみました。

その答えとして返ってきたのは「最近マラソンとかで注目を浴びている『フォアフット走法』という足先から先に地面につける走り方をしている」ということでした。

 

調べてみたところ、「フォアフット走法」とは足の指の付け根で着地する走法で、正しく走れば膝への負担が軽減され、アキレス腱がバネのように反発するので筋肉への負担が減る特徴がある走り方だということが分かりました。
しかし一方で、習得には技術と筋力が必要な走法であり無理すると足を傷める可能性が高いと言われているものだというのも分かりました。

 

この方の場合、普段はかかとから着いてたのを急に足先から着ける走法に変えた上、最初から4キロ走ってみたり、少し痛くなっても我慢して走り続けたとのことでしたので、無理し過ぎたことが今回の原因になったものと考えられます。

 

「フォアフット走法」は足の指の付け根から着地するので、まず足先に体重がかかりますが、この方はその時かかる体重を足の指を曲げるようにして受けていたようです。

そのときの足の指を曲げる動きが、足裏の土踏まず部分ふくらはぎの筋肉過度の負担をかけてしまったものと考えられます。

 

この方はいろんなことに前向きに挑戦される方で、しかも始めたらはまり込んでしまうタイプの方のため今回も無理をされたのだろうと思います。

 

🔶2回の施術で、かなり改善!

施術は足裏とふくらはぎ中心に当院独自の「トリガーリセット療法」で行いました。

2回の施術関節の腫れも引き痛みも減って全体的にはかなり改善することが出来ましたので、ご本人の希望もあって経過を見ることにしました。

 

しかしながら、今後も無理をすると同様の症状が再発する可能性があるため「スロージョギング」および「フォアフット走法」を正しく理解して負担の少ない走りをすること、そして決して無理をしないよう強く指導させてもらいました。

 

🔶「本当の原因」が分からない場合には、当院にご相談を!

当院では「本当の原因」を解明することが早期改善と再発防止につながると考えており、そのため様々な情報をもとに症状を正確に把握・分析した上で「本当の原因」を究明することに力を注いでおります。

実際に、当院がクチコミ等で高い評価いただいている理由の一つとして「原因究明」に力を入れる姿勢があげられております。

 

当院は今後ともこの姿勢を維持し、皆さまのご期待に沿えるようしっかり対応してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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