“ギックリ腰”が続けて発生⇒完治してない状態に新たな負担!

今回は、〝腰痛(脊柱管狭窄症)”で通院中のご主人のご紹介でご来院いただいた岩槻区の60代女性のケースです。

 

 

🔶1ヶ月前に〝ギックリ腰”になったのに、また〝ギックリ腰”に!

1ヶ月前〝ギックリ腰”になったので整形外科へ行き治療を受けていたが、なかなかすっきりとは改善しない状態が続いていた。1ヶ月経った昨日、家庭菜園をやった後に外の水道の蛇口で少し前屈みの姿勢で手を洗っていたら、また急に腰がグキッとなった

主人に相談したら、『今度は自分が行ってる古川カイロに行ってみたら』と言われたので来た」とのことでした。

 

🔶原因は、前の〝ギックリ腰”が完治していなかったことの他、傾いた地面も⁉

原因を探るために細かく話を聞いてみたところ、連休に子供さんの家族が泊まりに来るので布団を干したり掃除したりと忙しく昨日も疲れが残っていたとのこと。
また当院まで送ってこられたご主人の話では、外の水道のところは地面が少し傾いているとのことでした。

 

それまでの話から想定される原因として考えられることは、まず1ヶ月前の〝ギックリ腰”が完治していなかったこと、次に子供さん家族を迎える準備で腰に疲れを感じていた状態での家庭菜園で更に腰に負担がかかり、その上に腰に負担がかかる中腰の姿勢で手洗いをしたことが大きいと思われました。

その他、特に注目したのは手洗いで立っていたところの地面が傾いていたということです。中腰でバランス悪く立ったため、既にパンパンに張っていた腰にアンバランスな力がかかってしまい、それが引き金になって新たな〝ギックリ腰”につながったのだろうと思われました。

 

🔶検査では、一般的な〝ギックリ腰”で出る反応が出ない!

これらの説明にご夫婦とも一応納得していただいたので施術に移りました。
右が痛い感じと言われたため右側をチェックしてみましたが、これといって〝ギックリ腰”的に傷んだ個所は発見できませんでした。それどころか、施術中、逆の左の方に痛みを感じると言い出されたため今度は左側をチェックしてみましたが、やはりはっきり傷んでいると認識できる箇所は発見できませんでした。

ご本人もはっきり分からないという返事でしたので、別のアプローチを考えてみることにしました。

 

🔶インナーマッスルの「腸腰筋」が傷んでた!

そこで、〝腰痛”で痛いところがはっきりしないという場合にチェックする箇所、「腸腰筋(腰や骨盤と足をつなぐインナーマッスルである「大腰筋」と「腸骨筋」を合わせて「腸腰筋」と言います)」をチェックすることにしました。

実際に「腸腰筋」を検査してみると傷んでいるような反応が確認できましたので「腸腰筋」に対する施術を行いましたが、施術時間が不足したため初回の施術は途中で中断せざるを得ませんでした。
ただ、ご本人も「少し楽になった。原因はそこかもしれない」ということでしたので「腸腰筋」が傷んでいることは間違いないと判断しました。

2日後の2回目のご来院の際には、初回の施術で効が現れたそうで「症状がかなり改善された」と大変喜んでいただくことができました。

3回目のときには〝ギックリ腰”の症状はほとんど改善されていましたので、他に気になっておられた症状への対応に移りました。

 

この方のような「腸腰筋」が原因の〝ギックリ腰”は当院でもそう多くはありませんが、特徴としては一般的な〝ギックリ腰”に比べ改善のスピードが速い気がします。
極端な例ではありますが、数年前に〝ギックリ腰”のため奥さんに支えられて来院された方の場合も「腸腰筋」が原因でしたが、施術が終わったら普通に歩いて帰られたことがありました。

 

🔶一般的な〝ギックリ腰”についての見解

一般的に〝ギックリ腰”は重たいものを持ち上げるような動作で発生すると思われることが多いようですが、そういう例は少なく、ほとんどがちょっとした弾みや軽い動きで発生しています。

例えば、洗面や手洗いで軽く前屈みしたとき、横のものを取ろうとして手を伸ばしたとき、あるいは前屈したまま身体を捻ったとき、くしゃみをしたときなどの軽い動きで発生することが圧倒的に多いです。

なぜ、そんなちょっとした弾みや軽い動きでグキッとなるのかと言えば、発生するまでに腰部分に疲れがたまったりして腰周りの筋肉、筋膜が張った状態で柔軟性を失っていたため、わずかな刺激で傷ついてしまったのではないかと思われます。

〝ギックリ腰”で来院された方にそのことを確認すると、ほとんど全員の方が「腰が張っていた、重く感じてた」などと仰いますので間違いないと思います。

 

つまり〝ギックリ腰”を避けるために大切なことは、まず腰に疲れを貯めないことが大切です。

もし腰が重たいとか張っていると感じた場合は、できるだけ中腰の姿勢は取らないとか不用意に腰を捻らないようにするなど十分に注意する必要があります。

重いものを持つときに〝ギックリ腰”になりにくいのには理由があり、重いものを持つという意識があるため身体が準備できているからだと言われています。ですから、予想以上重たかったりすると〝ギックリ腰”になる可能性がありますので注意が必要です。

 

実際には少ないとは思いますが、今回のような地面が水平でない状態の場合にも注意していただきたいと思います。
奥さんにはそのことの認識はなかったそうですから、認識していれば大丈夫だったかもしれません。

 

🔶改善しない症状でお悩みの場合は、当院へご相談ください!

当院では、本当の原因を突き止めるためにカウセリングをしっかり行うようにしています。症状の早期改善や再発防止には本当の原因を解明することが不可欠だからです。
その上で傷んでいる箇所をしっかり特定し、早期改善や再発防止の面で高い評価をいただいている当院独自の療法(トリガーリセット療法)で施術を行っていきます。

今回の場合も、細かくカウンセリングを行って実態を正確に把握した上で、傷んでいるところを確定できたことが早期改善につながったものと考えています。

 

当院は「しっかりしたカウンセリング」を大切にしていますので、なかなか改善しない症状でお困りの場合には是非当院にご相談ください。

 

皆さまからのご連絡をお待ちいたしております。

古川カイロプラクティックセンターさいたま整体院