〝50肩”が左右に発生?⇒右は〝50肩”ではなかった!

さいたま市岩槻区の60代女性の〝50肩”のケースです。通院中のご主人の紹介で来院されました。

 

🔶半年前から、肩が痛くて眠れない!

「半年ぐらい前から少しずつ左肩が痛くなり、3カ月前には痛くて眠れないぐらいになった。一向に良くならないので1カ月前にペインクリニックを受診。骨が溶けてると言われ薬を処方された。激痛は軽減したがその後あまり変化がないので主人に相談したら、ここがいいと言われて来てみた。 最近は右肩にも痛みを感じるようになったのでとても心配、右肩も診てほしい」とのことでした。

 

🔶左肩は〝50肩”、独自施術で早期改善!

左腕の動きを検査してみると、前に挙げるのは水平より少し上の110度くらい、横に挙げるのは90度弱、背中に回すのは手がベルトの位置ぐらいまでしか挙がらない状態でした。
明らかに〝50肩”の症状だと判断しました。

この患者さんの場合、検査時に強く反応されたのが上腕の筋肉だけだったため、筋肉の中に発生した硬結(しこり)を緩めるアメリカ発祥の『トリガーポイント療法』を当院独自に改良した『トリガーリセット療法』で上腕の筋肉を施術しました。
その結果、7回目の施術で殆ど問題ない状態にまで改善できました。

7回目での改善というのは、当院においてもかなり早いペースで改善されたケースです。

 

日常生活にも支障があると言っておられたので、普通に動かせるようになって大変喜んでいただきました。当院としても早く改善できて本当に良かったです。

 

🔶右肩は〝50肩”ではなく、筋肉のコリ!

次の問題は心配されてた右肩です。実際に右腕と右肩の動きを検査してみたところ、〝50肩”の代表的な症状は揃ってなくて、傷んでいたのは手を捻る筋肉と物を持ち上げるときにも使われる筋肉という状態でした。

この検査結果から、心配されている〝50肩”ではない可能性が高いと判断しました。

 

そこで「手を捻った感じで物を持ち上げたことがないか」と尋ねたところ、「押し入れの高いところから右手を捻りながらずっと先に伸ばして布団をおろしたことがある」との答えが返ってきました。
恐らくこの布団をおろした動きが筋肉を傷めた原因である可能性が高いと判断し、傷めたと思われる筋肉に対して施術を行ってみたところ、1回の施術で殆ど気にならなくなるくらいまで改できました。

 

この患者さんの場合、左肩が〝50肩”になって、同じように右肩が痛くなったので〝50肩”の心配をされたのは仕方のないことだと思われましたが、今回はある特定の動きで傷めることの多い筋肉に限って問題があったため〝50肩”ではないだろうと判断した訳です。判断を間違わずに本当に良かったです。

 

ご本人には、右肩が心配されていた〝50肩”ではなかったことにすごく安心していただきました。

 

🔶〝50肩(40肩)”について

〝50肩”は医学的には〝肩関節周囲炎”という言い方がされますが、肩の周辺が炎症を起こしていて「痛くて腕が前や横に上がらない、腕が後ろに回せない症状」を総称して〝50肩”と呼んでいます。

年齢が50歳に近い人で、傷んでいるのがどの関節だとかどの筋肉とかの特定がしにくく、とにかく肩周辺が痛くて先述のような症状を訴える場合を一般的には〝50肩”と呼んでいるということです。

 

しかしながら、最近では〝40肩”と言われることも多いように若い方にも出ることがありますし、当院の経験では、30代から70代までと幅広い年代で発症するものと考えています。

 

🔶原因がはっきりしない症状でお悩みの方は、当院へご相談ください

当院では常に患者さんの訴えられる症状の本当の原因が何であるかを解明することに力を注いでおり、殆どの場合、本当の原因を突き止めることができています。

今回も左右の症状の違いを正しく判断できたため、早期改善につながったと考えています。

 

もし皆さま方の中で、原因がはっきりしない症状でお悩みの場合には是非当院にご相談ください。
必ずや本当の原因を突き止め、皆さんのお悩みを解決するため誠心誠意対応させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

ご連絡をお待ちいたしております。

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