〝腕痛”で腕が横に上がらない!⇒原因は〝インペンジメント症候群”でした!

今回は春日部市にお住いの50代の女性のケースです。
左腕を横に上げようとすると、肩が痛く上がらないという症状で来院されました。

 

🔶左腕が痛くて、横に上がらなくなった!

「1か月ぐらい前から左腕が痛くて横に上がらなくなった前から上げるのは痛みもなくすっと上がる。原因に思い当たるものはない」とのことでした。

🔶〝肩峰下インペンジメント症候群”の可能性!

実際に左腕の動きをチェックするため、腕を横に上げてもらうと80度ぐらいから肩の付け根あたりが痛くなりはじめ110度ぐらいになると痛みがなくなり真上まで上がるという状態でした。また、ベッドにうつ伏せで寝た状態では左の背中、肩甲骨辺りが高く盛り上がっていました。

その結果最も疑われたのが、痛みの出る場所や角度などから〝肩峰下インペンジメント症候群”という症状でした。

 

「肩峰」というのは肩の先端の骨のことで「インペンジメント」というのは「衝突」という意味ですが、腕を横に上げると肩先あたりにある筋肉が肩先の肩峰周りの硬いところに強く当たる(衝突)のを繰り返すことで発生するのがこの症状です。つまり、肩峰の下に筋肉が衝突して痛くなる症状のことです。

 

〝肩峰下インペンジメント症候群”の特徴は、痛みが60度から120度の間に発生するということがあります。今回の症状をみるかぎり、〝肩峰下インペンジメント症候群”に間違いないと思われました。

 

〝肩峰下インペンジメント症候群”で最も傷めてしまう可能性の高い筋肉は、肩峰と腕(上腕)の骨との間に挟まれている「棘上筋」という筋肉だと言われています。

「棘上筋」は肩甲骨の上部に付いていて肩峰の下を通って腕につながる筋肉で、骨(肩峰)と骨(上腕骨頭)の間に挟まれている人間の身体で唯一骨に挟まれている筋肉で、そのため傷めやすいと言われている筋肉です。

 

🔶「棘上筋」の施術で早期改善!

この方の場合も、この「棘上筋」が傷んだものと思われましたので、実際に周辺の筋肉を細かくチェックしてみました。

予想通り「棘上筋」がかなり硬化していたので、「棘上筋」を傷めた〝肩峰下インペンジメント症候群”と判断し、当院独自の『トリガーリセット療法』による施術を行いました。
その結果、肩の痛み自体は5回の施術で改善できました。この方の場合は、症状が軽かったこともあり早く改善することができたものと考えられます。

 

同時に左背中の盛り上がりも施術しましたが、ここはすぐに改善できました。
肩が痛くても仕事で腕を動かさざるを得なかったため、その負担で盛り上がったものと考えられました。


🔶原因は、左腕を上げる動作の繰り返しか⁉

来院時は原因不明ということでしたが、仕事で左腕を上げることがよくあるということだったので、その繰り返しがダメージを与えたものと思われます。

 

以前、睡眠中に寒さを感じ毛布を強く胸の上まで引き上げたことで両肩に〝肩峰下インペンジメント症候群”が発生した男性がおられました。
この方の場合も最初は原因不明でのご来院でしたが、腕を引き上げる動作を思い出してもらううちに判明しました。

 

腕を横に上げる動作で肩の部分を傷めるかもしれないと考える人はまずないとは思いますが、現実には急に強く動かしたり繰り返し動かしたりすると傷めることありますので、なるべく注意する必要があります。

 

🔶原因不明の痛みにお困りな方は、当院にご相談ください

当院では症状の早期改善と再発防止を図るため真の原因を突き止めることに力を入れていますが、ほとんどのケースで真の原因の解明ができております

 

もし皆さま方の中で、原因不明の症状でお困りな方がおられましたら是非当院にご相談ください。
必ずや、真の原因を突き止めしっかり対応させていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

ご連絡をお待ちいたしております。

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