今回は「少し長く走ると膝が痛くなる」と仰る50代男性のケースを紹介します。
?少し長く走ると、右ひざ下が痛い!
この方は長年テニスとジョギングでスポーツを楽しんでおられる方ですが、ジョギングで少し長く走ると右ひざのお皿の下あたりが痛くなるとのことでした。
?太もも前の筋肉(大腿四頭筋)が傷んでた!
チェックしてみると、ひざ痛の殆どのケースと同様に太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が硬化し、お皿の周りに痛みが出ていることが確認できましたので、当院独自の『トリガーリセット療法』で大腿四頭筋に対する施術を行うことにしました。
?改善が進まない⇒自宅でのストレッチのやり方が間違っていた!
3回の施術をした時点で思うように改善が進んでいないことに疑問を感じ、指導していたストレッチに問題があるのではないかと自宅でのストレッチのやり方をチェックしたところ、間違っていることが判明したため正しいやり方を指導しました。
施術していて思うように改善しないときには、ストレッチなどの自宅ケアのやり方を間違っていることがあるので途中でチェックすることがありますが、今回もチェックしてよかったです。
?改善は進んだが、別のところの痛み発覚(鵞足炎)!
ストレッチのやり方が正しくなりお皿周りの痛みは軽減してきましたが、新たに膝の下の内側が痛く感じるとのことだったためチェックしてみたところ、膝下の内側の場所(鵞足)に痛みが出ていることとそこに付着している筋肉の一つ(太もも裏の半腱様筋)が傷んでいることを確認しました。 これは〝鵞足炎″という症状ですが、長距離走などが原因で出ることのある症状です。
?太ももの前と後ろの筋肉の施術で改善⇒フルマラソンに参加!
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)と新たに発覚した後ろの筋肉(半腱様筋)に対する施術で痛みはかなり改善されたこともあり、さいたま市のフルマラソン大会に参加されましたが、「最後は疲れて歩いたが痛みは出なかった」とのことでした。
数年ぶりにフルマラソンを走れたと大変喜んでいただきました。お役に立てて良かったです。
?ジョギング、テニスによる筋肉負担が原因⁉
痛みを感じられたところや傷んでいた筋肉から考えると、原因はジョギングやテニスによる筋肉への負担が大き過ぎたことだと思われました。
ジョギングやテニスをする前後の対応を聞いてみたところ、事前に非常に簡単なストレッチみたいなことをするだけで事後は何もしていないということでしたので、準備運動もクールダウンも殆ど行わないこの悪い習慣が太ももの筋肉に過剰な負担を強いていたのが原因になったのは間違いないと思います。
ご本人には準備運動やクールダウンの大切さを説明し、以後は必ず行うよう指導させていただきました。
?準備運動とクールダウンはとても大切な習慣!
因みに、準備運動は体温を上げて身体の動きを活発にする働きや、心臓への急激な負担を軽減させたり、筋肉を柔らかくしてスムーズに動けるようにしたり、可動域を広げケガをしにくくするというような働きがあります。 また、クールダウンは運動後に軽く運動を続けることで心臓への負担を減らし、疲労物質を取り除いて疲労回復に役立ったり、身体の柔軟性を維持したり向上させたりするので、運動する場合にはどちらもとても大事なプロセスです。
皆さんもぜひ、運動する場合には準備運動とクールダウンを欠かせないよう頑張ってください。
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